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2010年9月11日 (土)

父のこと(2)

父の職業は高校の体育教師でした。
陸上部の顧問をしていたようで。現役時代は生徒達を連れて
遠征や合宿に行っていました。

教師という職業から引退した後は悠々自適に過ごしてきたように
思えます。

退職後、最初に熱中していた趣味は「木工」でした。

自宅の横に大きな小屋を作り、木工芸を堪能するための
木材や機材や工具を買いそろえ、たくさんの品物を父は作りました。

その品物は、机、イス、ベビーベッド、棚、などの大物から、
木のおもちゃ、ティッシュケース、ペンたて、茶筒、菓子入れ、
つまようじ入れ、筆入れなどの小物にいたるまで、たくさん作っては
たくさんの村人や知人や友人に分け与えて、みんなに喜んで
もらうことがまた父自身の喜びのようでした。

 →過去の記事 「木工品と囲炉裏」

父は凝り性だったのか、几帳面だったのか、木工でものを作るときの
こだわりと精度の良さは本職の大工さんから見ても定評があるもの
だったようです。

葬儀の翌日、小屋を作った大工さんが実家に弔問に来られた際、
父の木工の腕前について話してくれました。

木工を楽しむ傍ら、スポーツが好きな父はやがて友人や村の人達と
ともに「パークゴルフ」を本格的に始めました。

最初は愛好会みたいなものから始まって、だんだん規模が大きくなり
そのうちパークゴルフ協会となり、事務局などを兼任して、
全国のパークゴルフ協会に加盟し、「パークゴルフ」という、年配者
から子供、ファミリーまで誰もが幅広く手軽に楽しめるスポーツの
普及に貢献していたことは、父が亡くなってから、たくさんの
パークゴルフ関係者や協会や連合会の人々からの弔電や思い出話
や母の話などで詳しく知りました。

  → パークゴルフ協会サイト

  

元体育教師ということもあってか、パークゴルフ大会などの大会を
開催する企画力やパークゴルフを教える指導力に優れていたのか
温厚な人柄がよかったのか、たくさんの人々から親しまれていた
ようでした。

最近は県や九州支部の主任指導員(パークゴルフ普及のための
指導者育成と認定を行う)として県内外をあちこち駆け回っていた
ようです。

父と母は、大好きなパークゴルフで、いつも二人三脚で
各地で催されるパークゴルフ大会に、選手として開催者側として
参加していました。

母がたくさんの写真を見せてくれました。

そこには、北海道に行った写真、鹿児島や宮崎に行った時の写真、
たくさんの仲間達に囲まれてパークゴルフで楽しんでいる光景、
旅館での宴会で盛り上がっている写真、どれもこれもたくさんの
笑顔の写真ばかりでした。

今まで見せてもらうこともなく、見せてほしいとあえて望んだことも
なく、また母も、私に見せるほどでもないといった感じで
引き出しの奥にしまわれていた初めて見る写真を見て、
「本当に幸せそうだ」と、私までほっこりとした気分になりました。

本当に穏やかで静かで優しく温かく、懐の深い父でした。

   

     P10008522_2

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